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家の中の気になるニオイ対策
管工機材を中心に扱う専門商社である日本管材センター株式会社では、毎月建設設備業界に関する豆知識を紹介しています。
梅雨などの湿気が多い時期に気になるのが「家の中のニオイ」。
湿度が急激に高くなる梅雨は、カビや雑菌が繁殖しやすい季節です。湿度だけでなく気温も上昇するため、特にニオイが気になりやすくなります。
今回は家の中でニオイが気になる場所ごとに原因と対策をご紹介します。

クローゼット(押し入れ)
【ニオイの原因】
クローゼットや押し入れの中に収納する布団や衣類などは特に水分を溜め込みやすい素材でつくられています。使用後の布団や衣類をそのままクローゼットにしまうと、ため込んだ水分がクローゼット内で蒸発し、一気に湿度が上がります。また、布団や衣類には人間の皮脂や汗などの汚れもついているため雑菌が繁殖しやすくなります。
他の要因として衣類をクリーニングに出したあと、ビニールカバーをつけたままクローゼットにしまうと通気性が悪くなり、カビが発生しニオイの原因になります。

【対策】
クローゼットを閉めたままにしていると中の空気が停滞し湿気が溜まります。衣類を出し入れするわずかな時間だけでなく、定期的に扉を全開にしてクローゼット内の空気を循環させましょう。除湿効果を高めたい場合は、サーキュレーターや扇風機をクローゼットの中に向けて使うのもおすすめです。
クローゼット内に隙間がないほど物を詰め込んでしまうと、空気の通りが悪くなりカビが発生しやすくなります。整理整頓をして、8割程度の収納率を目指しましょう。
一度着た衣類やクリーニングから戻ってきたばかりの衣類、使ったばかりの布団などは風通しのいい場所でしっかり乾燥させてから、クローゼットや押し入れにしまいましょう。

玄関
【ニオイの原因】
玄関で感じるニオイの主な原因は、玄関や下駄箱に置いている靴です。汗や皮脂が靴に染み込み、悪臭成分が発生します。ただでさえ玄関は風通しが悪く湿気がこもりやすいことに加えて、靴の中は高温多湿で雑菌が繁殖しやすい環境です。

【対策】
まずは靴の湿気対策として、脱いだ靴はすぐに下駄箱の中にはしまわずに、新聞紙を丸めて入れたり靴用の除湿剤などを入れたりして、しっかりと乾かしてから下駄箱にしまいましょう。同じ靴を続けて履くと前日の汗が乾ききらず、靴の中に湿気がこもった状態が続きます。できれば複数の靴をローテーションして使用し、十分に乾かすことをおすすめします。
下駄箱は閉め切らずに定期的に開けて風を通すようにしましょう。外出する際や就寝時に下駄箱の扉を開けておくなど換気する時間を確保しましょう。短時間で済ませたい場合はサーキュレーターや扇風機を使えば一気に換気ができます。

寝室・リビング
【ニオイの原因】
寝室のニオイは主に寝具から発生します。梅雨時は気温が上がるため汗や皮脂が出やすいうえに、高湿度状態が続き、布団の中に溜まった汗・皮脂・ダニのフンや死骸などが分解され、菌やカビが発生しやすくなります。また、梅雨時は布団を外に干せないため、湿気がこもりっぱなしになります。
リビングのニオイも主な原因は布製品です。ラグや布地のソファ、カーテンなどリビングには多くの布製品があり、生活の中で出るニオイを吸収するため不快なニオイが残ります。

【対策】
布製品は定期的に洗濯しましょう。枕カバーやベッドカバーなどは最低でも週に一度洗濯する習慣をつけましょう。洗濯の頻度が低くなりがちなカーテンですが、面積が大きく部屋中のニオイを吸収しやすいため、定期的に洗濯を行いましょう。
ラグやソファなど洗濯ができない布製品の場合は重曹を使うのがおすすめです。ニオイが気になる布製品に重曹をふりかけた状態で放置しニオイを吸着させます。数時間後に重曹が残らないように掃除機でしっかりと吸い取ったあと、固く絞った濡れたタオルで全体を水拭きするとニオイを取り除くことができます。
梅雨時で布団の天日干しができない場合は、エアコンの除湿機能を使って室内干しをするだけでも効果的です。椅子などに布団をかけ通気性を良くしたうえで、布団の表裏を乾燥させるようにしてください。

梅雨時の湿度対策については2022年7月の豆知識「夏でも快適に!室内の湿度対策!」でもご紹介しています。
ただでさえ気分が滅入りがちな梅雨シーズン、不快な湿気やニオイを防いで少しでも気持ちよく過ごしましょう。