日本管材センター株式会社

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No.98

目指せ!脱・大掃除!
日常の掃除のポイント

管工機材を中心に扱う専門商社である日本管材センター株式会社では、毎月建設設備業界に関する豆知識を紹介しています。

年末の恒例行事といえば大掃除。皆様のご家庭でも大掃除を行ったところが多いのではないでしょうか。
でも昔からの風習とは言え、なにかと忙しい年末に1年分の汚れを落とす大掛かりな掃除をするのは時間も体力も奪われてしまって大変ですよね。
汚れさえ溜まっていなければ大掃除をしなくて済むのに……と考えたことはありませんか?
そこで今回は水回りを中心に、汚れを溜めないために行う日常の掃除のポイントをご紹介します。
大掃除が終わったばかりの今のきれいな状態をキープできれば、今年の年末は大掃除いらず!

■キッチン

・シンク
シンクの中で掃除のポイントとなるのが、下水道からの悪臭や硫化水素などのガス、害虫が室内に侵入するのを防ぐ排水トラップです。(排水トラップについて詳しく知りたい方は2019年9月の豆知識【「排水トラップ」の機能と破封】をご確認ください)
排水トラップには油汚れや食べかすなどが溜まるため、長期間放置するとヌメリや悪臭が発生してしまい、大掃除の際に気が重くなる掃除箇所の代表として挙げられます。
毎日のお皿洗いの後や、数日ごとの生ごみをまとめるタイミングなどで、排水トラップを外しスポンジ(食器洗い用とは別のスポンジを使用してください)で簡単にこするだけでヌメリのない状態を保てます。水分は水垢や雑菌発生の原因となるため、掃除後はシンクも合わせて布巾やマイクロファイバークロスなどで水滴を拭き上げておきましょう。

・コンロ周辺
コンロ周りの油分を多く含んだ汚れは、時間が経ち水分が蒸発したりホコリが付着したりすると、どんどん頑固になり取りづらくなります。
調理後のまだ温かい状態であれば、コンロや壁に飛んでしまった油汚れ、吹きこぼれによる汚れなども、キッチンペーパーやカウンタークロスなどで簡単に拭き取ることができます。
※調理直後はコンロが熱いので火傷をしないように注意してください。
油汚れは酸性のため、アルカリ性の重曹を使うと汚れが落ちやすくなります。いつでもさっと使えるように重曹水などを用意しておくのもおすすめです。



■洗面台

・洗面ボウル、蛇口
洗面ボウルや蛇口には、手洗い石鹸の残りかすや化粧品、ヘアスプレーの飛び散りなど、目に見えづらい汚れが付着しています。使用後には全体的に軽く水をかけ、洗い流すようにしましょう。
また、洗い流した後で濡れたまま放置していると、水垢やカビが発生してしまいます。吸水性の高いマイクロファイバーや乾いたタオルなどで拭き上げ、水分を残さないようにしましょう。

・鏡
洗面台の鏡によく付着する汚れといえば、歯磨き粉が飛んだ白い斑点です。放置すると固まってしまい、落とすために洗剤を使ったり力を入れてこすったりする必要が出てきます。
歯磨きを終えた後に汚れがついていた場合はさっとティッシュやタオルで拭き取りましょう。



■トイレ

・便座
直接肌が触れる便座の座面には皮脂汚れが、便座裏面には尿の跳ね返りによる尿石が付きやすくなっています。特に便座を上げないと見えない便座裏には、気づけば驚くほどの汚れが付いていることが多々あります。
トイレ用ウェットシートやトイレットペーパーに専用洗剤などを吹きかけたもので、便座座面→裏面の順番でこまめに掃除しましょう。

・便器
便器のふちや水が溜まる部分は少し掃除をさぼっただけで黒カビや尿石による黄ばみが発生してしまいます。
黒カビや黄ばみは視覚的にも不衛生な印象を与えるうえ、悪臭などの原因にもなりかねません。
最近はこすらず流すタイプの洗剤が普及しており、洗剤を吹きかけて時間をおいてから流すだけで便器内の掃除が完了します。トイレブラシなどで便器をこするよりとても手軽なため、毎日行うことをおすすめします。



■お風呂

お風呂の掃除方法については 2023年10月の豆知識【ピンク色の汚れの正体 『ロドトルラ』をやっつけよう!】でご紹介しておりますので、こちらを参照してください。




汚れは溜めれば溜めるほど掃除へのハードルが上がってしまうため、後回しにしているうちにどんどん汚れが蓄積されるという悪循環に陥りかねません。
毎日少しずつ掃除を続ければ汚れは溜まらず、年末の大掃除で大変な思いをすることはなくなります。
掃除を習慣化させて、いつでもきれいな家を保ちましょう。