日本管材センター株式会社

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豆知識

No.77

お湯を作り出す、「給湯器」に注目!

管工機材を中心に扱う専門商社である日本管材センター株式会社では、毎月建設設備業界に関する豆知識を紹介しています。



4月26日は「4(よい)2(ふ)6(ろ)」のごろ合わせで『よい風呂の日』とされています。お風呂はもちろん、冬場の手洗いや洗い物など、私たちの生活に欠かせない「お湯」ですが、どうやって作られているのでしょうか。今回の豆知識では、お湯を作っている「給湯器」に注目してみました。



【給湯器とは?】

給湯器とは名前の通り、水を温めてお湯を作り供給する住宅設備機器のことです。蛇口をひねるとお湯が出て、キッチンで使ったり、温かいお風呂に入ったりできるのも給湯器の働きのおかげです。
お湯を作るための燃料には、都市ガス・プロパンガス以外にも電気、石油、灯油などが使用されていて、使用する燃料によって、給湯器の仕組みも変わってきます。燃料の違うそれぞれの給湯器の特徴を詳しく見てみましょう。

①ガス給湯器

給湯器といえば「ガス給湯器」と思う方が多いのではないでしょうか。ガス給湯器には「ガス管」はもちろんですが、水が通る「水道管」、主電源となる「電源コード」の3つが必ずつながっています。そのため、ガス給湯器でも停電時には使用することができません。
蛇口をひねったときの通水が起動スイッチとなり、水量センサーが通水を感知するとガスが点火され、水配管を温め始めます。この仕組みは「瞬間式」とも呼ばれ、ほとんどのガス給湯器がこの方法でお湯を作っています。最初に出す通水量が少なかったり、寒い時期で水道管内の水が凍っていたりすると、水量センサーが反応せず給湯器が起動しないので、気をつけましょう。








また、ガス給湯器の中でも高効率なタイプ『エコジョーズ』は、燃焼時の熱を再利用することで省エネ化を図った給湯器となっています。ただ、再利用された排気熱の温度が下がるとドレン排水が発生するため、別途ドレン管をつなぐ必要があります。

②電気温水器

電気でお湯を作る給湯器は「電気温水器」と呼ばれていて、「貯湯式」と「瞬間式」の2タイプがあります。ガス給湯器と比べて火事になる危険性が少ないため、安全性が高いとされています。
貯湯式は、保温機能を持ったタンクに貯まっている水を、電気ヒーターの熱を利用してお湯にする仕組みです。使用できるお湯の量が決まっているので、大量のお湯を使うと湯切れが起きることがあります。また貯湯タンクを置く場所が必要になるため、設置スペースを広くとらなければならない場合もあります。









瞬間式の電気温水器は、給湯栓を開くと同時に、瞬時に電気ヒーターで水道管を加熱して給湯をする仕組みです。貯湯式と違い、湯切れの心配がなくタンクを置くスペースも不要になりますが、瞬間的にお湯を沸かし上げるためヒーター容量が大きく、その分大きな電気容量が必要となっています。

電気を使う給湯器の中でも、「ヒートポンプ方式」の給湯器を『エコキュート』と呼びます。ヒートポンプ方式とは、大気中の熱をエネルギーに変えて利用することで、エアコンでも同じ仕組みが用いられています。比較的少ない電力でお湯を作ることができるので、省エネかつランニングコストが低い給湯器となっています。



③石油給湯器

石油(灯油)を燃料とした給湯器を「石油給湯器」といい、家庭用の小型ボイラーを指します。似たような意味で「ボイラー」がありますが、こちらは主に大型の業務用施設などで使用されていて、お湯や蒸気を作る機器のことを示しています。
石油給湯器には、熱交換器を加熱し素早く温度を上げて勢いのある給湯ができる「直圧式」と、大量のお湯を貯湯タンクに貯めて、短時間ならお湯を出したり止めたりしても温度変化が少ない「減圧式」の2タイプがあります。パワーが強くランニングコストが安いのが特徴で、たくさんお湯を使い、冬の光熱費がかさみやすい寒冷地で普及しています。








一方、家庭に置ける灯油の貯蔵制限があるため、定期的に残油量を確認しないと燃料切れになるので注意が必要です。また臭いや音が気になることもあるそうです。

省エネタイプとして『エコフィール』という商品があり、こちらは排熱を利用することで効率的にお湯が沸かせるため、灯油の消費量が抑えられ、ランニングコスト削減につながる石油給湯器となっています。

この他にも、商業施設やホテル、病院などでは給湯能力の高い業務用給湯器や、故障時の湯切れを防ぐマルチ給湯器などが使用されています。目的や用途にあった様々な給湯器が存在しているんですね。