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No.82

水って腐るの?意外と知らない水の賞味期限

管工機材を中心に扱う専門商社である日本管材センター株式会社では、毎月建設設備業界に関する豆知識を紹介しています。




私たちの体にはたくさんの水分が含まれており、成人男性では体重の約60%、新生児では体重の約80%が水分でできていると言われています。
私たちの生命を維持するのに必要不可欠な水ですが、身近な存在だからこそ知らないことも多いと思います。
そこで今回は、水の賞味期限に関する豆知識をご紹介いたします!

水は腐るの?

蛇口をひねればいつでも手に入れられる水。そのため、その賞味期限を考える機会は少ないかもしれません。
例えば、ペットボトルに入った飲みかけの水があったとします。 皆さんはいつまで飲めると判断しますか?
また、何を基準に判断するでしょうか。

そもそも、化学的に無機質である水は本来腐ることはありません。
食べ物が腐るメカニズムには有機物が必須だからです。食品に含まれるたんぱく質などの有機物を、空気中に漂う細菌やもともと付着していた微生物が分解し、変質することによって腐食が進んでいきます。そのため無機質の水は、密閉され不純物が混ざらない状態であれば腐らないと言えます。








ただ冒頭の例のように、「飲みかけのペットボトル」に入った水の場合は注意が必要です。
口を付けて飲んだ場合、口内菌が飲料水に入ってしまうからです。また、口を付けていなくても、ペットボトルを開封した時点で飲料水が空気に触れ、空気中に漂う微生物が増殖してしまう恐れが考えられます。水道水やミネラルウォーターにはわずかながらたんぱく質や細菌が含まれているので、腐食は進みます。色が白く濁ったり、生臭くなったりした水は腐ってしまっている可能性があるので、少しでも違和感があったら飲まないようにしましょう。








ペットボトルの賞味期限は何のためにあるの?

ペットボトルで販売されている水は殺菌消毒されている為、未開封であれば基本的に腐りません。しかしペットボトルにはきちんと賞味期限が明記されており、それには主に2つの理由が挙げられます。

1. 内容量が変化してしまうかもしれないから
ペットボトル容器は、液体は通しませんが、少しだけ気体透過性があるのでごくわずかですが気体を通します。この性質により、水がペットボトルの素材を通して蒸発するので徐々に中身の量が減っていきます。ペットボトルに記載されている内容量と実際の質量が大幅に異なってしまうと計量法という法律に違反する可能性があるので、違反を防ぐために賞味期限が決められています。

2. 匂いが移る可能性があるから
上記で言及したように、ペットボトルには気体透過性があるため外部の臭いがペットボトルの素材を通して水に移る可能性があります。おいしく水が飲めるように、という観点でも賞味期限が決まっています。

水道水の場合は?

水道水には、細菌などの不純物の繁殖を防ぐ目的で塩素を含むことが義務付けられています。しかし、微量ながら水道水にも細菌や微生物が含まれているのも事実です。時間の経過、空気に触れたり直射日光にあたったりすることで塩素の効果が弱まり、水道水も腐ってしまいます。水道水に含まれる塩素は、私たちの身体には影響ありませんが独特のカルキ臭や味が気になって浄水器を設置している家庭もあるかと思います。浄水器などで塩素を取り除いている場合は特に早く飲むように心掛けましょう。








無機質であるはずの水も、時と場合によっては腐ってしまうのです。
私たちの生活に欠かせない水だからこそ、災害用に備蓄してあるペットボトルの水の保存状態を定期的に確認したり、手元にある水は早めに飲んだり上手に水と生活していきましょう。