日本管材センター株式会社

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豆知識

No.85

暖房器具の特徴を知ろう!

管工機材を中心に扱う専門商社である日本管材センター株式会社では、毎月建設設備業界に関する豆知識を紹介しています。




冬に欠かせない暖房器具には様々な種類があります。
暖房器具を複数種類持っているという方も多いのではないでしょうか。
今回の豆知識では、代表的な暖房器具の種類とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
各ご家庭に合う暖房器具は何か? 買い替えや購入の参考にしてみてください。

●エアコン



特徴
暖房だけでなく冷房としても使用できるため、1年を通して活用できます。
部屋全体を暖めることができるため、複数人が集まる部屋や広いリビングなどで活躍します。
昨今では代表的な暖房器具であり、技術の進化が反映されやすく、省エネモデルや遠隔操作が可能なタイプなども登場しています。

メリット
部屋全体を暖めることができる
温度設定を細かく調整できる
安全性が高い

デメリット
部屋を暖めるまでに時間がかかる
室内の空気が乾燥しやすい
機器自体が高価

●電気ストーブ



特徴
本体から発する熱エネルギーで、本体近くをすぐに暖めることができる暖房器具です。しかし、空気そのものを暖める力は弱いため、局部的にしか暖まりせん。エアコンで部屋が暖まるまでの間に使用する場合や、キッチンや脱衣所など短時間で使用する場合に向いています。

メリット
即暖性に優れる
小型・軽量のタイプが多く、必要な場所への移動が容易

デメリット
部屋全体を暖めることはできない
消費電力が多く、電気代が高くなる

●石油ストーブ



特徴
灯油を燃料とし、部屋全体を暖かくすることができる暖房器具です。電気を使わないため、災害時で電気が止まってしまった時も使用できます。炎が直に見えるため、視覚的にも暖かさを感じることができます。ストーブ上部にやかんを置いてお湯を沸かしたり、食べ物を温めたりすることもできます。

メリット
即暖性に優れる
部屋全体を暖めることができる
災害時や屋外でも使用できる

デメリット
定期的な換気が必要
給油の手間がかかる
火傷や火災のリスクが他の暖房器具に比べて高い

●石油ファンヒーター



特徴
特に冬の寒さが厳しい地域で使用されることが多い暖房器具です。灯油を燃焼させて温めた熱を送風ファンによって送り出し、部屋全体を暖めることができます。

メリット
即暖性に優れる
部屋全体を暖めることができる
温度設定を調節できる

デメリット
定期的な換気が必要
給油の手間がかかる
電気代と灯油代がかかるため、コストが高くなる
室内の空気が乾燥しやすい

●床暖房



特徴
床を暖める方式の暖房器具です。熱源は床の下にあり、その熱が床を伝わり、輻射熱によって部屋をまんべんなく暖めることができるのが特徴です。

メリット
空間全体を暖めることができる
掃除や手入れの手間がかからない
室内が乾燥しない

デメリット
設置に大がかりな工事が必要
定期的なメンテナンスが必要
暖まるのに時間がかかる

●こたつ



特徴
日本に古くからある暖房器具です。テーブルの下部に発熱体を設置し、こたつ布団で覆うことで、布団内部を暖めることができます。こたつ布団を取り外すと、テーブルとして年間を通して使用することできます。

メリット
即暖性に優れる
室内が乾燥しない
電気代が比較的安価

デメリット
部屋全体を暖めることはできない
こたつから出ている部分は寒い
設置にはスペースが必要

暖房器具にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、複数の暖房器具を組み合わせて使うことで、快適に冬の寒さをしのぐことができます。
光熱費なども考慮しながら、ご家庭に合った暖房器具を取り入れてみてはいかがでしょうか。