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南京錠に空いている穴って何のため?
管工機材を中心に扱う専門商社である日本管材センター株式会社では、毎月建設設備業界に関する豆知識を紹介しています。
6月9日はロックの日。家の鍵を見直すことで防犯意識を高めてもらおうと、日本ロックセキュリティ協同組合が制定しました。
車の鍵、窓の鍵、机の鍵、携帯のロック機能など、私たちは日々多様な鍵で大切なものを守っています。そのなかでも、持ち運んでどこでも使える南京錠は皆さん1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。手軽に自分で取り付けられる南京錠は建設現場での需要も高いはず!
そこで今回は、南京錠にまつわる豆知識をご紹介いたします!
南京錠の南京って何?
南京錠は江戸時代初期には渡来していたと言われています。
その頃の日本では海外由来の珍しいものに「南京」という名称を付けていたので、南京錠と呼ばれるようになりました。
同じ由来で「南京」と付くものとしては、南京豆(落花生)、南京虫(トコジラミ)などがあげられます。
南京錠に空いている穴って何のため?
皆さんは南京錠に、鍵穴とは別の小さい穴が空いているのを見たことがありますか?
実はこの穴、「内部の錆を防ぐ」という重要な働きをしています。
水抜き穴と呼ばれる円形の小さな穴で、通常は鍵の底面にあります。その穴があることで湿気や水分が溜まるのを防ぎ、鍵内部にある精密機構を錆から守っています。小さい穴ですが、品質を維持するという大きな役割を担っているのです。
また、長年使用して鍵が回りづらくなった時、この穴から油をさすことで滑らかに開錠できるようになります。
多くの南京錠にこの穴がありますが、構造上この穴がなくても問題ない南京錠もあるようです。
南京錠はサイズも鍵も多数種類があり、用途によって使い分けることが可能です。
ホームセンターや、100円ショップでも手に入るようですが、弊社にも一部在庫がありますのでご必要の際はお問い合わせください!
今回は南京錠に焦点を絞りましたが、この機会に身の回りにある鍵を見直してみてはいかがでしょうか?