日本管材センター株式会社

お知らせ・関連情報

豆知識

No.68

夏でも快適に!室内の湿度対策!

管工機材を中心に扱う専門商社である日本管材センター株式会社では、毎月建設設備業界に関する豆知識を紹介しています。



関東では6月27日に梅雨明けが発表されました。平年より約3週間早いだけでなく、統計開始以来最も早い梅雨明けとなりました。
梅雨が終わったとはいえ、夏は湿度の高さに悩まされる日が続きます。湿度が高くなると不快感が増すだけでなく、雑菌やダニ、カビが発生しやすくなり、衛生的ではありません。
そこで、今回は室内の湿度を下げる方法をご紹介いたします。

①窓を開けて換気をする

湿度を下げる一番簡単な方法は換気です。換気をして、室内に溜まった湿度の高い空気を外に排出することで、湿度を下げる効果が期待できます。閉め切った室内は屋外よりも湿度が高くなっていることが多いため、こまめな換気をおすすめします。
換気の際は対角線上にある2カ所以上の窓やドアを開け、空気の通り道を意識しましょう。また、サーキュレーターを使うと効率よく換気を行うことが出来ます。サーキュレーターについては2020年8月の豆知識「サーキュレーターとは?」で詳しくご紹介しています。


②除湿器やエアコンの除湿機能を使う

最も手軽な除湿方法は除湿器やエアコンの除湿(ドライ)機能を使うことでしょう。電気代はかかってしまいますが、その分確実に室内の湿度を下げることが出来ます。


③凍らせたペットボトルを置く

夏場に冷たい飲み物を入れたコップを置いておくと、コップの表面に水滴がついているという経験をしたことがあると思います。これは「結露」という現象です。空気にはある程度の水蒸気が含まれていますが、空気が含むことのできる水蒸気量の上限(飽和水蒸気量)は、気温が低くなると少なくなります。冷たい飲み物を入れるとコップ周辺の空気が冷やされ飽和水蒸気量が少なくなるため、空気中に含むことが出来なくなった水蒸気が水滴となってコップの表面に付着します。
この現象を利用し、凍らせたペットボトルを室内に置くことで、意図的に結露を発生させ、空気中の水分を取り除くことが出来ます。ペットボトルにつく大量の水滴を受けるための受け皿、もしくは吸水性のいいタオルを併せて用意してください。


④重曹を使う

重曹には除湿の効果があります。空き瓶やお皿などに重曹を入れて置いておくだけで、室内の湿気を取り除いてくれます。また、重曹には消臭の役割もありますので、クローゼットや靴箱の中など、湿気と共に臭いが気になるところに置いておくと除湿と消臭、一石二鳥の効果が期待できます。


⑤竹炭を使う

竹炭の表面には無数の細かい孔が開いています。この孔が空気中の水分を吸収し、除湿効果を発揮します。また、竹炭は空気が乾燥したときには吸着した水分を放出する性質を持っているため、単なる除湿だけではなく調湿ができるというのがポイントです。
また、効果が薄れてきたと感じた時は、天日干しをしてしっかり乾燥させると繰り返し使用することができるのでコストパフォーマンスも優れています。


今年の夏は電力需給がひっ迫し、節電を求められる日が多くなりそうです。湿度を下げると体感温度も下がるため、節電にもつながります。
今回ご紹介した中には電力を必要としない方法もありますので、うまく組み合わせながら、少しでも節電しつつ、室内の湿度を下げて快適に過ごしましょう。

節電については2022年4月の豆知識「家庭や職場でできる節電方法」で詳しくご紹介しています。そちらもぜひご確認ください。