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No.56

銅に代わる注目素材!アルミニウムとは??

管工機材を中心に扱う専門商社である日本管材センター株式会社では、毎月建設設備業界に関する豆知識を紹介しています。



最近銅の価格高騰についてのニュースをよく見かけます。そこで、銅に代わる素材として注目を集めているのがアルミニウムです。今回はアルミニウムについてご紹介します。

●銅とアルミニウム

銅は車や電化製品、半導体、日用品など様々な製品に利用されている金属です。
建築業界においても熱伝導率の良さや耐食性の高さ、抗菌作用などの利点から銅を使用した製品が多く使われています。
しかし、近年スマートフォンを含む電子機器・デジタル家電の普及や、電気自動車の実用化に伴い、銅需要が増大している一方、新型コロナウイルスの影響で銅鉱山が閉鎖されたことなどにより供給量が減少し、銅価格の高騰が続いています。2021年5月には銅の国際価格は過去最高値を更新しました。

そこで銅に代わる素材として注目されているのがアルミニウムです。アルミニウムといえば、1円玉やジュースの缶、アルミホイルなどに使われており、私たちの生活になくてはならない身近な金属のひとつです。

   

●アルミニウムの語源

アルミニウムの歴史は非常に浅く、発見されてからまだ200年程度しか経っていません。
1782年、フランスの科学者A.L.ラボワジェがアルミニウムの元となる明ばん石(アルム:Alum)を発見。そして1807年にイギリスの電気化学者H.デービーがアルミニウムの存在を確認し、「アルミアム」と命名しました。その後、ラテン語のアルーミネ(Alumine,光を持ったものの意味)の語音と調和させるため、アルミナム(Aluminum)と変えられ、さらにこの後にフランスのドビルによって正式にアルミニウム(Aluminium)と命名されました。

※アメリカではいまだにアルミナム(Aluminum)という綴りが使用されています。理由は諸説ありますが、そのうちの一つとして、アメリカでアルミニウム産業の先駆けとなったとある会社が、正式名称のアルミニウム(Aluminium)から「i」の字を抜かして市場に紹介してしまい、そのまま定着してしまったという説があります。

●アルミニウムの特徴

■軽量
アルミニウムは軽量で、銅と比べて1/3の重さです。建築業界において作業者の高齢化、人手不足が今後一層深刻化すると言われている中で、軽いということは現場作業時の施工時間の短縮及び作業者の負担を減らすことにつながります。
また、軽量になることで、運搬時のCO2排出量を抑えられるため、カーボンニュートラルの取り組みにも適しています。

カーボンニュートラルについては2021年7月の豆知識「建設業界とカーボンニュートラル」でもご紹介しています。


■耐食性に優れる
アルミニウムは空気中で酸化し、表面に酸化皮膜を形成するため、錆の発生や腐食を防ぎます。耐食性に優れているため、窓のサッシなどに使われています。




■リサイクル率が高い
アルミニウムの融点は約660℃と他の金属に比べて低く、溶かして簡単に再生できるため、高いリサイクル率を誇ります。リサイクルをすることで、新しくアルミニウムを精錬する時と比べてCO2排出量を1/30程度に削減できるため、カーボンニュートラルへの貢献につながります。




■毒性がない
無害・無臭で衛生的にも優れており、重金属のように人体を害すことがないので、生活に密接する箇所でも安心して使用できます。


■高強度である
アルミニウムは弱いと思われがちですが、マグネシウム、マンガン、銅、けい素、亜鉛などを添加して合金にしたり、圧延などの加工や、熱処理を施したりして、強度を高くすることができます。


今回挙げた以外にもアルミニウムにはまだまだ潜在的な特徴があり、建築業界においても注目度はどんどん上がっていくと考えられています。これからどのようなアルミニウム製品が出てくるのか要注目ですね。

日本管材センターでは、アルミニウム以外にもリサイクル材を使った環境配慮型商品を多数お取り扱いしています。