日本管材センター株式会社

お知らせ・関連情報

豆知識

No.52

蛇口に注目!

新型コロナウイルスの影響で手を洗う機会が以前よりも増えたと思いますが、毎日何気なく使用してる蛇口はいつから使用されて、なぜ「蛇口」と呼ばれるようになったのでしょうか?またみなさんは「蛇口」と聞いてどのような蛇口を思い浮かべますか?

■蛇口の由来

「蛇口(じゃぐち)」とは、水道水などを運ぶ管の出口部分、あるいはその部分の器具のことです。蛇口は「蛇の口」と書きますがなぜ「蛇」なのでしょうか。これには水道の歴史が関係しています。 横浜で近代水道が始まり、1887年(明治20年)に日本で初めて浄水場から水を送る水道が引かれました。その時水道は現在のように各家庭にはなく、共同の蛇口から水を汲んで使用していました。この時「蛇口」が初めて作られました。 最初の共用栓はイギリスから輸入されたもので、蛇口のデザインは欧米で水の守り神とされる「獅子(ライオン)」で、「獅子頭共用栓」と呼ばれていたそうです。

その後、1898年(明治31年)に東京に水道が引かれ、この時に日本製の共用栓が作られました。この共用栓の蛇口のデザインは東アジアで水の守り神とされる「龍」でした。龍のデザインに由来して「龍口(たつくち)」と呼ばれていたと言われています。しかし、「龍口」という呼び方はなかなか普及しませんでした。

共用栓の柱の部分が蛇の腹の模様に見えたことから、日本製の共用栓は空想上の動物である龍の元となった「蛇」にちなんで「蛇体鉄柱式共用栓」と呼ばれました。その共用栓の水の出口の部分は「蛇体鉄柱式共用栓の口」と呼ばれ、これが略されて「蛇口」と呼ばれるようになりました。

「蛇口」の由来には他の説もあります。中国から渡来した龍の形をした蛇口を昔の人が蛇と混同してしまい、「蛇口」と呼ばれるようになったという説もあります。

■蛇口の種類

家にある蛇口を見ても洗面台、浴室、キッチンと蛇口の形はそれぞれ異なりませんか?蛇口は大きく分けて単水栓と混合栓に分けられます。

単水栓は水かお湯のどちらか片方だけを吐水口から出す水栓で、混合栓はお湯と水を混合して、ひとつの吐水口から出す水栓です。 さらに混合栓は2ハンドル混合栓、シングルレバー混合栓、サーモスタット混合栓などの種類があり、皆さんの家でもそれぞれ浴室やキッチンなどで使用されていると思います。

■自動水栓

新型コロナウイルスの影響で最近注目されているのが自動水栓です。自動水栓とは、手でハンドルやレバーを操作しなくても、水やお湯を出すことができる蛇口で、公共施設などでよく使用されています。新型コロナウイルスの影響で、細菌やウイルスが付着しているリスクから、「家庭でも手を洗う時には蛇口に触れたくない」と考える人が増えており、家庭での自動水栓の設置にも関心が高まっています。

明治時代に初めて日本に蛇口が作られてから現在までたくさんの種類の蛇口が作られています。私たちの生活になくてはならない蛇口は私たちの生活に合わせて進化しているんですね。