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給水方式について(後編)
管工機材を中心に扱う専門商社である日本管材センター株式会社では、毎月建設設備業界に関する豆知識を紹介しています。
蛇口をひねると出てくる水は、浄水場から水道本管を通って使用場所の近くまで運ばれてきます。そこから各蛇口へ給水するにはいくつかの方式があります。先月に引き続き、それぞれの給水方式について説明していきます。先月更新した「給水方式について(前編)」も併せてご覧ください。
給水方式には大きく分けて「受水槽方式」と「水道直結方式」の2パターンあります。
今月は水道直結方式について説明します。
水道直結方式は水道本管の圧力を利用して、水を供給する方式です。
水道直結方式の中でもさらに「直結直圧方式」と「直結増圧方式」に分かれます。
先月説明した受水槽方式に比べて様々なメリットがある水道直結方式ですが、断水時には一切給水ができなくなるという点が大きなデメリットです。
それぞれの給水方式によってメリット・デメリットがあるため、戸建住宅、マンション、商業ビル、学校など建物の種類や規模、給水高さ、敷地のインフラ環境によって、より良い給水方式が選ばれています。
皆さんがお住いの家はどの給水方法なのか、一度確認してみてはいかがでしょうか。
受水槽方式については「給水方式について(前編)」をご覧ください。