日本管材センター株式会社

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豆知識

No.55

建設業界とカーボンニュートラル

カーボンニュートラルとは、炭素の排出量と吸収・除去量がプラスマイナスゼロになることを意味する単語です。
『脱炭素』という単語も同様の意味を指します。
菅総理が2020年10月の臨時国会で「我が国は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを、ここに宣言いたします」と所信表明演説を行いました。

建設業界におけるカーボンニュートラルへの取り組みにはどんなものがあるでしょうか。いくつか代表的なものをご紹介します。

■ZEB/ZEH

ZEB(ゼブ)は『Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)』の略称で、快適な室内環境を実現しながら、年間のエネルギー収支をゼロにすることを目指したビルのことです。
住宅の場合は『Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)』で、ZEH(ゼッチ)と呼ばれます。

建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、設備の高効率化や建物の高断熱化による『省エネ』で使用するエネルギーを減らし、太陽光などで電気を創る『創エネ』で新たにエネルギーを生み出し、年間のエネルギー収支ゼロの実現を目指します。

   

■木造建築

木材には樹木が生長時に吸収した大気中の二酸化炭素を貯蔵する性質があります。木造住宅の炭素貯蔵量は、鉄骨プレハブ住宅や鉄筋コンクリート住宅の約4倍と言われています。そのため、鉄骨プレハブ住宅や鉄筋コンクリート住宅の代わりに木造建築の採用が増えて、樹木の循環が促進されると、その分だけ大気中からCO2を取り除くことになり、CO2削減につながります。
また、木材は鉄やコンクリート等の資材に比べて製造や加工に必要なエネルギーが少ないことから、材料製造時のCO2排出削減につながります。

木造建築については2021年5月の豆知識「じわじわ増えている大型木造建築に注目!」でもご紹介しています。

■省燃費運転

建設現場でのCO2排出量のエネルギー別比率はトラックやダンプカー、重機などで使用する軽油に起因するものが約7割を占めると言われています。
そこで、省燃費運転を励行させるために講習会を開いたり、燃費効率の高い重機を取り入れたりすることで、CO2排出量の削減を図れます。

日本管材センターでも
・アイドリングストップの徹底
・加減速の少ない運転
・道路交通情報の活用
・定期的な点検・整備の実施
・配送ドライバーの教育
など、エコドライブ運動を実施しています。
また、現場への一括配送や独自の配車システムを構築し、環境に配慮した配送にも取り組んでいます。

その他にも、日本管材センターでは、リサイクル材を使った環境配慮型商品も多数お取り扱いしています。

日本のCO2排出量の1/3は住宅・建築物に係るものと言われており、2050年までにカーボンニュートラルを実現するために、各ゼネコン様・サブコン様でも様々な取り組みをされています。他にどのような取り組みがあるか、探してみてはいかがでしょうか。