日本管材センター株式会社

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豆知識

No.44

サーキュレーターとは?

管工機材を中心に扱う専門商社である日本管材センター株式会社では、毎月建設設備業界に関する豆知識を紹介しています。



家電量販店などでよく見かけるようになったサーキュレーター。一見すると小さい扇風機のように見えますが、サーキュレーターと扇風機の違いは何なのでしょうか?また、サーキュレーターはどのように使うと効率がよいのでしょうか?

サーキュレーターと扇風機の違い

◆サーキュレーター→直線的で遠くまで届く風を起こして、室内の空気を循環させる

◆扇風機→広範囲に幅広く届く風を起こして、風に当たる人を涼しくさせる

どちらも羽を回して風を起こすという部分は同じですが、目的が違うということがわかります。 扇風機は単体で涼をとれますが、サーキュレーターはエアコンと併用することで、その効果を発揮します。

サーキュレーターの効果的な使い方

先ほども述べたように、サーキュレーターの目的は室内の空気を循環させることです。

部屋の温度を均一化したり、空気のよどみを抑えたりして、清潔で心地よい空間を生み出します。さらに、冷暖房を効率化させることで節電効果も期待できます。もちろん、サーキュレーターはただ置けばいいというわけではなく、目的によって効果的な置き方が変わります。

熱気抜き

日中の暑さが部屋にこもっている時は、窓とドアを開け、サーキュレーターを窓の近くに設置し、外に向かって運転させましょう。 サーキュレーターの送風により、室内が負圧になり、ドアから新鮮な空気を効果的に取り入れることができます。

空気循環

季節の変わり目や梅雨時などの空気循環には、部屋の中で、最長直線距離が取れる隅に向かって設置しましょう。 サーキュレーターの送風距離を最大限に活用した、空気循環効果が得られます。

冷房補助

冷房補助として使用する場合は「冷たい空気は下に行く」という性質を利用します。

◆エアコンに向ける

エアコンの対角線上にサーキュレーターを置き、エアコンの吹き出し口に向けて送風しましょう。エアコンから出てくる冷風を拡散させ、部屋全体に行き渡らせることができます。

◆エアコンと逆側に向ける

エアコンから少し離れたところで、エアコンに背を向けて送風しましょう。床付近に溜まってしまいがちな冷風を取り込み、壁を伝って天井近くにも行き渡らせ、部屋全体を涼しくすることができます。

暖房補助

暖房補助として使用する場合は「暖かい空気は上に行く」という性質を利用します。

◆エアコンに向ける

冷房補助同様、エアコンの対角線上にサーキュレーターを置き、エアコンの吹き出し口に向けて送風しましょう。エアコンから出てくる温風を拡散させ、部屋全体に行き渡らせることができます。

◆天井に向ける

エアコンから少し離れた位置にサーキュレーターを置き、天井に向けて真上に送風しましょう。天井近くに溜まりがちな温風を部屋全体に行き渡らせ、部屋全体を暖かくすることができます。

サーキュレーターは節電しながら部屋の空気を心地よくしてくれる、便利なアイテムです。効果的な使い方を学びましょう!