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No.30

建築業界×ICT技術の現在

近年、建築業界では「省施工」「短工期」が重要視されています。国土交通省は現場における生産性を上げるためにICT(Information and Communication Technology=情報通信)技術を活用していく「i-Construction」の展開を進めています。そこで今回は、現在建築現場でどのようなICT技術が取り入れられているのかをご紹介致します。    

・ドローンの活用

ニュースでも度々耳にすることがあるドローン(無人航空機)ですが、建築現場では調査、測量、施工計画などに役立ちます。

ドローンが備えているカメラで空撮したものを3Dデータにすることによって調査対象を全体俯瞰出来ます。また、危険が伴う山間部や高所でもドローンを使えば怪我のリスクを減らすことが出来ます。 更に、建築現場では上空から定期的に撮影することで記録としても保存でき、工事の全体的な進捗把握や映像資料として残しておくことも可能となります。

・BIMの活用

現在、建築業界で作業の効率化を図れるツールと言えば徐々に導入が進んでいるBIM(Building Information Modeling)が代表的かもしれません。BIMはCADとは違い、設計や構造計算だけでなく、平面、立面、配置の図面や、建具、仕上げに至るまで、建物の情報を細かく表示出来ます。細かい情報を含めた建築イメージを3次元表示するので施主、設計、施工の意思疎通がスムーズに行われ無駄な打ち合わせや施工ミスの軽減に繋がります。 2017.12の記事で取り上げたVR技術とも親和性が高く、3次元図面の中を歩く疑似体験が出来るので施主によるイメージの確認にも効果的です。また、土木分野ではBIMと同じようなシステムのCIM(Construction Information Modeling)も使われるようになって来ました。

・GPSの活用

既にスマホやカーナビにも使われているGPSを活用すれば、現場内で使いたい資機材が今、どこにあるのかを知ることが出来ます。例えば、専用の電子タグを管理したい資機材に取り付けることで「何階で」「誰が」「何を」「何台」使っているのかを専用アプリでリアルタイムに把握でき、煩雑になりがちな現場内で資機材を探す無駄な時間と手間を軽減出来ます。ヒト・モノを見える化することによって、より効率的な現場になるでしょう。

・ウェアラブルデバイスの活用

身につけて利用するウェアラブルデバイスの普及により、作業員の体調管理にICTを活用する事例も増えています。例えば、リストバンド形式のバイタルセンサーを作業員が着用すると、脈拍数がクラウド上へ送信されるので、この情報を基に管理者は各作業員の健康状態を把握することが出来ます。リストバンドのように装着するだけなので作業員の負担になりづらく、数値でリアルタイムに健康状態をチェック出来ることは大きなメリットと言えるでしょう。

他業界に比べてデジタル技術の活用が遅れ気味と言われていた建築業界ですが、今回ご紹介した以外にも作業行程表の電子黒板化や、現場状況の把握のためにwebカメラを設置するなど着々と普及が始まっています。最新テクノロジーを活用して、現場内の負担を減らしていきましょう。