日本管材センター株式会社

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豆知識

No.24

建築業界における業界用語

どの業界にも、そこで働く方々にのみ通じる業界用語があります。 それは私たち建築業界も例外ではなく、建築現場では実際に様々な業界用語が飛び交っています。 そこで今回の豆知識では、普段使っている意味とは違う使い方をする建築業界用語をご紹介させて頂きます。

■「風邪をひく」

建築現場では「セメントが風邪をひいた」といったように使います。

何も知らない人が聞いたら意味が分からないですよね。実はこの言葉は、本来は粉状のセメントが空気中の水分を吸収してしまっている状態のことを言います。製造から長時間経ったセメントに多く見られる現象です。風邪をひいたセメントを使うと、本来セメントが持つ強度を発揮できなかったり、硬化すらしなくなってしまう場合があります。ビニール袋に入っている場合でも完全に気密されているというわけではありませんので、「風邪をひかせない」ように、なるべく長期間の保管は避け、風通しの良い場所で管理する必要があります。

■「朝顔」

夏休みに観察日記をつけた思い出がある方もいらっしゃるかもしれませんが、あの花の他に建築業界では防護柵のことを言います。

高いビルからでは、ボルト1個が落下しただけでも大事故につながる恐れがあります。そうした不慮の落下物から作業員、歩行者を守るために建物の2、3階の周囲に、ネットや板を張り巡らせます。この防護柵が上向きに傾斜して取り付けられているため現場では朝顔と呼ばれています。近くに建築現場があれば見ることが出来るかもしれません。

■「羊羹(ようかん)」

その名の通り、お茶によく合う美味しい和菓子の羊羹が名前の由来と言われています。実はレンガを縦長方向に半切り(およそ210mm×45mm×60mm)したもののことを、「ようかん」と呼びます。他にもレンガの規格には「はんぺん(厚さが半分)」や「せんべい(幅が1/3)」など食べ物にちなんだ呼び方をするものがあります。

■下駄履き

数量を多く見せたり、価格を高く偽ったりすることを「下駄を履かせる」と言いますよね。 建築業界では上階が住宅で、下階が事務所や駐車場とした中高層の建築物の下階部分がちょうど下駄の歯の構造と似ているため「下駄履きマンション」もしくは「下駄履き住宅」と呼ぶことがあります。1階がコンビニやスーパーのマンションは入居者にとって利便性が高く、人気の物件となっています。

普段の生活で使われている言葉も建築業界では全く違う意味合いを持つことがあります。 実際の作業中や打ち合わせの時に「これってどんな意味だっけ?」とならないように事前に確認してみても良いかもしれませんね。