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No.15

建設業界注目のIoT

最近よく目にする「IoT」という言葉。なんとなく理解したつもりになっていても、実際どの様なものなのか、何に活用されているのかきちんと説明できる人は少ないのではないでしょうか。 そこで、今回は簡単に「IoT」についてご紹介していきます。

IoTとは?

IoTとは、「Internet of Things(インターネット・オブ・スィングス)」の略で「モノのインターネット」と訳されています。IoTの読み方は「アイ・オー・ティー」です。

インターネットはもともとコンピュータ同士を接続するために生まれました。従来は主にパソコンやサーバー等のIT関連機器が接続されていましたが、現在ではスマートフォンやタブレット端末も接続されています。IoTとはそれまでインターネットと無縁だったパソコンやスマートフォン以外のモノをつなげることで遠隔での認識や操作、計測が可能になります。

モノの定義があいまいでイメージが湧きづらいと思うので、いくつか身近な例を挙げてみましょう。

IoTの身近な例

家電

専用のアプリなどを使うと、家の電気を消し忘れた時に遠隔操作で消すことができたり、家に帰る時間に合わせてエアコンを起動させたりできます。帰宅して電気がついたままだった時のショックを受けずに済みますね。

バス

バスに通信機器をとりつけることで、現在地の情報をスマートフォンなどから確認できるようになります。バスは時刻表どおりの運行が難しいので、あと何分で着くかわかるのはとても助かりますね。

ペット

ペットに通信機器付きの首輪を付けることで、どんな行動をしているのかを確認できる仕組みです。ペットの行動が把握できるので飼い主からすると非常に安心できます。

IoTがどんなものかご理解いただけたでしょうか?

建設現場におけるIoT活用

建設業界においても労働力不足、労働環境の改善、労働生産性の向上など課題がクローズアップされ、建設現場での働き方改革が求められている中、IoTが非常に注目されています。すでに様々な取り組みに活用されていますので、今回はほんの一例をご紹介します。

スマートグラス遠隔モニタリングシステム

スマートグラス(眼鏡型情報端末)は、付属するディスプレイ、カメラ、センサー、GPS等の機能を活用して、作業者がハンズフリーのままで各種の情報を表示・確認しながら作業を進められるなどの利点があります。
また、専用のシステムと組み合わせることで、オペレーターは現場作業者のスマートグラス越しの視界映像で、現場状況をリアルタイムに確認しながらスムーズに指示を出せます。技術者の高齢化が進み人手不足が問題視されるなか、効率よく技術を伝えることができるので、新人教育への活用も期待されています。

センサー付き衣服

危険箇所や猛暑・極寒の状況で作業を行う作業員にセンサー付きの衣服を着用させることで、安全管理に活用されています。作業員の脈拍や体温、位置情報を把握して分析することで、熱中症や転倒、危険エリアへの立ち入りを素早く検知できます。また、作業員の脈拍数などで体調に異常が無いか確認できるため、危険度の高い作業を任せる際の判断基準にできます。また、ヒヤリ・ハット体験が多いようであれば、リスクの高い作業方法をしていないかチェックできるなど、作業管理をより徹底することが可能です。
これにより、作業員の安全確保と作業の効率化、双方を維持することができます。

建設現場の入退場車両管理システム

現在、多くの建設現場における入退場車両の管理は、ゲート通過の際、紙台帳に手作業で記入することで行われています。手作業での車両情報の照合は、データの後処理も含め多くの時間がかかり、また、車両の入退場が迅速かつ正確に行われないと、渋滞や騒音などにより周辺環境に影響を及ぼす可能性があります。
そこで建設現場に入退場する車両の情報をデジタル化し、正確に把握・共有・記録するシステムを活用し、入退場をスムーズに行い車両管理情報の「見える化」の促進と業務効率向上を図っています。

このほかにも建機や溶接機を自動で動かしたり、図面や作業者の情報を共有したりと、IoTの活用事例はまだまだたくさんあります。皆さんの周りでもどんなことに活用されているか探してみてはいかがでしょうか?