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No.17

実は詳しく知らない!?都市ガスとLP(プロパン)ガスの違い

日本で一般家庭に供給されているガスは大きく「都市ガス」と「LP(プロパン)ガス」に分類することができます。二種類のガスには細かい違いがあることをご存知でしょうか?

都市ガスとLPガスでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

都市ガスとLPガスの一番の違いは供給方法です。

都市ガスの場合は、道路下に通されたガス導管を通じて各契約者の家庭にガスが届けられます。 ガス導管を引くには大きなコストがかかります。もし、新たに都市ガスを導入する場合は、ガス導管を引く工事をする必要が出てくるため、初期費用は高くなります。その分、一度設備を整えてしまえば、供給には手間がかからないため、ランニングコストは安く抑えることができます。また、ガスボンベを置くスペースも必要がないため、居住スペースを広く使えます。


一方、LPガスの場合は容器に液化されたガスが充てんされ、その容器ごと契約者に届けられます。 民家が一定以上集中していないエリアでは、ガス導管を引くことができず、LPガスのように容器ごと販売する形がとられます。住居数が少ない地方都市や、隣の家までの距離が空いている郊外などでは、ガス導管を引くよりも、LPガスを配送する方がコスト効率が高くなるということですね。 LPガスは家の近くにガスボンベを設置するだけで良いので初期コストが安く抑えられますが、毎月のガス使用料にガスボンベ交換の手間などの人件費を上乗せして請求することが多いため、ランニングコストが高くなる傾向があります。

また、忘れてはいけないのがLPガスは「災害に強い」というメリットです。地震や台風など広域災害の際、ボンベと配管、ガス器具の安全性が確認できれば、すぐに利用が再開できるLPガスは、東日本大震災をはじめ過去の大きな地震などでも注目されました。東日本大震災では被害の比較的軽かった地域ではLPガスを使ってすぐに炊き出しが行われました。



都市ガス、LPガスそれぞれのメリットデメリットはご理解いただけたでしょうか?

それでは最後に知っておくと役に立つガス漏れした際の対処方法をご紹介します。都市ガスは空気よりも軽いので、天井部分に溜まっていきます。空気の流れに乗りやすいので、換気扇を回したり、窓を開けて対処します。避難時には態勢を低くするといいでしょう。LPガスは空気より重く、低い場所に溜まっていきます。万が一漏れた場合は玄関などのドアを開けるなどして、外に掃き出すような感覚で対処します。避難時は態勢を高くしましょう。また、どちらのガスを使っているかによって、ガス漏れ警報器を取り付ける場所が変わります。都市ガスの場合は天井や壁の上部、LPガスは壁の下部に取り付けます。ちなみに、ガスは独特の異臭が特徴的ですが、元々は都市ガスもLPガスも無臭の気体です。ガスが漏れた際にすぐ分かるよう、わざと臭いを付けています。万が一ガスを出しっぱなしにしてしまった場合は、ご家庭でご使用のガスの種類を確認し、適切な対処をしましょう。

当社で取り扱っているガス給湯器にも都市ガスタイプとLPガスタイプがあります。都市ガスを使っているのにLPガスタイプの給湯器を接続したり、LPガスを使っているのに都市ガスタイプの給湯器を接続したりしてしまうと非常に危険ですのでご注意ください。