- No.13
-
冬は火事にご用心!
管工機材を中心に扱う専門商社である日本管材センター株式会社では、毎月建設設備業界に関する豆知識を紹介しています。
日ごとに寒くなり、毎日のように乾燥注意報が出ています。空気が乾燥した時に気をつけなければいけないのが「火災」ですね。
空気が乾燥しているということは空気中に水分がないので、一度ついてしまった火が消えにくくなり、大規模火災につながる危険性が増えます。また、空気だけでなく、住宅に使われている木材などからも水分が失われており、火がつきやすい状態になっていることも原因のひとつです。
火災を防ぐために私たちができること
それでは火災を防ぐために私たちの日常の中でできることはどんなことがあるでしょうか?
ストーブ
冬は日照時間が短いため洗濯物を外に干す機会が減り、室内干しの際、ストーブの前で乾かしているご家庭も多いのではないでしょうか? 何かのきっかけで洗濯物がストーブの上に落ち、火災につながることもあります。洗濯物はストーブから十分に離して干すようにしましょう。もちろん、洗濯物に限らず燃えやすいものや、爆発の危険があるスプレー類等はストーブ周りに置かないように気をつけましょう。
こたつ
ヒーター部分に可燃物(衣類や食材・ラップなど)が接触することで火災発生につながります。「こたつの中に洗濯物を入れる」「冷えた食品をこたつであたためる」といった行為は止めましょう。こたつの周囲には、こたつ布団やこたつ敷きなどの可燃物が多くあります。こたつの周りには火がつきやすい環境が整っていることを常に意識し、使わない時には必ず電源を切りましょう。
コンセント
冬は暖房器具として電気製品を使うことが多くなり、タコ足配線になりがちです。タコ足配線は機器が過熱してショートし、引火を起こしやすくなるため危険です。また、コンセントにほこりやゴミがたまっていると、そこから出火する可能性があるので、ほこりは取り除いておきましょう。
コンロ、タバコ
そのほか、冬に限ったことではないですが、コンロ・タバコは火災の原因の多くを占めています。調理中(特に揚げ物などで油を大量に使う時)はコンロから目を離さないこと、コンロ周りを整理整頓して引火しないような環境をつくることが大切です。タバコの火は小さいからと言って油断してはいけません。カーテンや寝具、衣類などを燃やすには十分な火力ですので、寝タバコは絶対にしない。灰皿には水をいれる。などの工夫をしていきましょう。
火災が起きてしまったときのための被害を抑える商品
火災が起こった際、炎や煙がパイプや配管部を通って隣の部屋や上階に広がってしまうと、被害を大きくしてしまいます。そうした被害を防ぐために、様々な商材が開発されていますのでご紹介いたします。
冬に限らず、火の元には注意しないといけませんね。