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ハノイレポート

No.6

東南アジア最大の寺院【バイディン寺】

Xin Chao(シンチャオ)、FriKaの樋口です。

旧正月前後に、ベトナムでも再び新型コロナ感染症が再拡大した影響により、未だ営業活動に支障の残る状況が続いておりますが、日本の環境よりは幾分かはマシだろうと言い聞かせ帰国できないフラストレーションを紛らわせております。

さて、今回のシーズンレポートでは旧正月(テト)明けの恒例行事の1つである、寺院参拝のため、ハノイから車で2時間半ほどのニンビン(Ninh Binh)省に行く機会がありましたので、こちらの寺院を紹介したいと思います。

なぜ寺院参拝のためにニンビン省まで行くのか、それは私が行った寺院が現在では東南アジア最大の寺院だからです。寺院の名前は『バイディン寺』。1116年頃に禅僧によって建てられた古い寺院で、2003年から寺院拡大整備を行いました。現在では700ヘクタールを超える敷地を有しています。500体におよぶ回廊の阿羅漢(ギネス記録)、アジア最大の金銅像が祀ってある釈迦仏殿、東南アジア最大の弥勒菩薩など、敷地内には色々な記録を持つ建造物がありますが、あまりにも広大かつ勾配・階段が多いため、現在は観光客用に電気バスが用意されています。ただし、その多くが丘の上にあるため、辿り着くには結局階段を上がらないといけません。

現在は外国人観光客がほぼベトナム国内にいない中でも、大変多くの参拝客で賑わっておりツアーガイドを付けて熱心に話を聞いている方々もいらっしゃいました。 広大な敷地、山や川に囲まれた地形ゆえに建物とともに様々な景色を楽しめ、気候の良い時期には訪れる価値のある場所だと感じました。

しかしながら、日本人である私の感覚では、たしかに色々な記録を持つ建造物がありますが、多くの建造物や道路、橋などが2003年から整備されたため、歴史を感じるような印象を受けにくいと感じました。建物そのものが新しく荘厳かつきらびやかな印象ですが、創建当時の現存物を見て楽しむようなところではなさそうでした。 また、夏は40℃近く、時にはそれ以上になることや、上り下りの多い場所であることから、注意して行かれることをお勧めします。

以下、写真をいくつか紹介致します。