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上海レポート

No.19

レンタルバイク続報

物価の高騰が続く上海、“世界8位”へランクイン

上海は9月に入り暑さが一段落しました。今年の上海は猛暑で、7月21日には40.9℃を記録しました。これは上海に記録が残る、1872年の観測開始から145年間で史上最高気温でした。消費電力も史上最高で、市外からの臨時供給を受けて何とか賄った状況でした。年間を通じても、上海の平均気温は上がっているようです。

さて、アメリカの人事コンサルティング会社のマーサーが公開した「2017年海外駐在員の世界生計費調査 都市ランキング」で、上海は物価の高い都市“世界8位”となりました。トップ10は、1位 ルアンダ、2 位 香港、3位 東京、4位 チューリッヒ、5位 シンガポール、6位 ソウル、7位 ジュネーブ、8位 上海、9位 ニューヨーク、10位ベルンとなっており、ニューヨークや欧米諸国の大多数よりも高いランクとなりました。ちなみに大阪は21位、名古屋は35位となっています。

もちろんこれはマーサーがアメリカの会社と言う事もあり、欧米人目線のランキングですが、昔と比べ中国の物価は高騰しており、いまも年2%程度の上昇を続けています。

特に上海の住宅分野における価格の高騰はいまだに続いています。環状線の外に位置する郊外の古いアパートでも1㎡=6万元(約100万円)程度します。環状線の中になると 1㎡=8万元(約132万円)、高級物件になると15~20万元(約250~330万円)以上のところもあります。近くの不動産屋のマンション販売の広告では、安いところで950万元(約1億6,000万円)、高いところだと2,400万元(約4億円)の値段が出ていました。ちなみに中国のマンションの㎡数は、共有部分も含まれていますので、日本の基準で考えると表示してある㎡数の約70%程度と言われています。

中国の交通マナーに変化も

話は変わって、前回のシーズンレポートで取り上げましたレンタルバイクに関する続報ですが、中国最大手のMobikeが「モバイク・ジャパン株式会社」を設立し、日本へ進出しました。

レンタルバイクは便利なサービスなので良い事だとは思いますが、上海ではレンタルバイクが増えすぎて、放置自転車の数も増加しています。マナーの良い日本では上海ほど放置自転車は増えないと思いますが、乗り捨て自由の便利なサービスをうまく使いこなせるか、日本人の思いやりが試されるのではないかと思います。

そのような中で、中国の交通マナーが良くなってきたとの話題が多くなってきました。

赤信号の横断歩道でちゃんと止まっている人が増えたり、普段は猛烈なスピードで右折してくるタクシーが止まって道を譲ってくれたり、あれほどうるさかった街中のクラクションが無くなったりと、私個人としてもずいぶん変わったなという印象があります。

これには理由があり、今年の3月25日に上海市道路交通管理条例が施行され、交通警察官の増員と監視カメラの増強による「ネット警察システム」が稼働しました。このシステムでは監視カメラを使って、横断歩道を赤信号で渡った人の撮影、交通違反を犯した自動車のナンバーの読み取りや、クラクションの音を感知して車のナンバーを記録し、公表する事も出来るようになりました。新条例が施行された3月25日には、わずか半日で2万件以上の違反が上海市内で摘発されたそうです。

厳しい交通違反の罰則

交通違反の罰則は、外環線内でクラクションを鳴らした場合には、最高で200元(約3,400円)の罰金、駐停車禁止の場所で停車した場合は20~200元(約340~3,400円)の罰金、赤信号で横断歩道を渡った場合には顔を撮影し公開するなど、かなり厳しくなりました。

中国の方は現実的ですので、このような罰金や顔の公開などお金やメンツに関する事には敏感です。まだまだ交通ルールを守らない人は多いですが、これから中国の交通マナーもだんだんと変わって来るのではないかと思います。