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シーズンレポート

ホーチミンレポート

No.31

旧正月料理Banh Chung(バインチュン)とBanh Day(バインザイ)

Xin Chao(シンチャオ)、FriKaのVinhです。
今回のシーズンレポートはホーチミンとは直接関係はありませんが、ベトナムの代表的な旧正月料理Banh Chung(バインチュン)、Banh Day(バインザイ)を紹介致します。

  • 【左】バインザイ【右】バインチュン

起源

まずはその起源から説明します。
一説によりますと、ベトナム最初の国家と言われているバンラン時代、第六代国王フン王が、その子供たち20人から跡取りを選ぶために世界中から珍しくおいしい食べ物を探すよう命じたことがきっかけと言われています。各王子はこぞって世界中から珍しい食材確保に励んだそうですが、たった一人18番目の王子だけがベトナムにある食材を使い、考え抜いた料理がこのバインチュンとバインザイだそうです。バインチュンは形が四角形になっていることから広大な大地を意味し、バインザイは丸く筒状になっていることから天高い空を表しているそうです。ベトナムでは正月時期のご先祖へのお供え物として各家庭で大事に作られてきました。

作り方

次に作り方を説明します。
材料は基本的にはもち米、青豆または緑豆、豚肉、塩こしょうです。(家庭によって多少異なるかもしれません)それぞれの材料の下準備を済ませた後、ラーゾンと呼ばれる大きな葉を5~6枚使いその上にもち米→青豆→豚肉という順番に重ねてきれいに包んだ後、ひもで縛りながらこぼれないように固定していきます。これが非常に面倒で難しいと言われています。固定できた後は、約10時間蒸し続ける作業へ移行します。10時間も蒸し続けるため朝早くから夜まで、または夜から始め夜通しで行うなど、長時間火の側から離れられない大変な作業となります。蒸す作業を終えると粗熱を冷まし完成となりますが、この工程を大変忙しい年末期間に行わなければならない事を想像すると、より一層大切にいただかなければという思いになります。 そして旧暦1月1日には各家庭にある仏壇にバインチュンとバインザイをお供えし、家族みなで先祖に対してお祈りを行うというのがベトナムの一般的な正月の迎え方です。
これは余談ですが、私の妻の実家はバインザイのみを作っています。家庭によってどちらか1つまたは両方という場合もあります。

  • バインチュン中身

食べ方

最後に食べ方について説明します。
写真通り、ケーキのような形をしているので、包丁で食べやすい大きさ、または食べたい分のみカットしそのまま食べる、魚醬(ヌックマム)を付けて食べる、フライパンに油をひいてきつね色になるまで焼いて食べる、などなど色々な食べ方があります。私の個人的な好みでは焼いて食べた方が好きです。外はカリカリ、中はもちもちでとてもおいしくなるからです。

旧正月期間に観光で訪れる機会は中々少ないかもしれませんが、もし機会があれば是非召し上がってみてください。

  • 焼いたバインザイ