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ホーチミンレポート

No.36

コロナ感染拡大状況に関する「ホーチミンの今」

Xin Chao(シンチャオ)、FriKaのVinhです。
今回は今年1月にも紹介しましたコロナ感染拡大状況に関する「ホーチミンの今」をお知らせしたいと思います。

「ホーチミンの今」

ホーチミンでは今年5月初旬に発生したクラスターに端を発し、みるみるうちに感染が広がり日々数百人規模の新規感染者が確認されるようになりました。感染元を断つ事に躍起となった政府は、ホーチミン市民全員に対してPCR検査を実施すると発表。大規模な検査を実施してきました。そのことが原因かどうかは言及できませんが、新規感染者数が大幅に増え、あっという間に1,000人の大台へと上昇しました。断言はできませんが、おそらくは潜伏感染者と言われる、感染したが無症状の人や感染したが軽症のため風邪と勘違いしていた人が、実はかなりの数で以前からいたのではないかと考えられます。そして感染者はもちろん、感染者と濃厚接触した人々は政府の指示により強制隔離施設へと連れて行かれ、施設内での治療および観察のため隔離されます。

ここでベトナム政府が作った感染に関するレベル分けを簡単に説明します。感染者をF0と呼び、感染者と直接接触した者をF1と呼び、F1と接触した者をF2、F2との接触者をF3、そしてF4, F5と同様に続きます。接触したかどうかの該当期間は直近2週間が目安となります。各省市の管轄により多少の違いがありますが、F2は2週間の自宅隔離、F1は2週間の隔離施設での強制隔離、F0は指定病院での隔離となります。
従って、上述の通りホーチミン全市民に対して行われたPCR検査で陽性者となったF0が増えたため、同時にF1該当者もそれ以上に急激に増え始めたということになります。F1はもちろん強制隔離となりますが、隔離施設と言っても大部屋がほとんどであり、複数人が同じ部屋で生活しますので密の状態となってしまいます。その中で仮に1人でも感染者がいれば全員に感染してしまうというリスクが考えられます。また、F1の爆発的な増加により隔離施設の数が足りないという事態へと発展、F1該当者は急遽自宅隔離にて経過観察へと切り替わったそうです。さらに無症状や軽症感染者のうち、自宅内で他の家族と生活を切り離せる環境を有する家庭のみ自宅隔離を許可するようになりました。
元々医療体制が十分でないベトナムでは、感染者数に対する受け入れ可能な病床数がすぐに頭打ちとなり、院内感染も発生してしまいました。そして、中症者や重症者への十分な治療が行えない、または受け入れ可能な病床不足からお亡くなりになるケースも増え、コロナ感染による死者数が急増。連日300人以上の死者数が1ヵ月以上続き、現在でも100~200人前後の死者数が発表されています。

ホーチミンでは最初のクラスターが発生した5月から当時最も厳しいとされた社会隔離措置が続いていますが、以降も政府は徐々に人々の行動制限を強化してきました。政府が認めるサービス以外の休業はもちろんですが、買い物制限に加え18時以降の外出も制限されました。それでも感染者数が減少せず、緊急時以外の外出が禁止され、食料品・日用品も軍隊を介しての配給措置へと規制を強めてきました。普段バイクや車などが多く行き交う街中も人1人通らない閑散とした状況へと一変しました。
感染者数が1万人前後となる日々が1ヵ月ほど続き、現在でも連日5千人前後の感染者数が発表されていますが、最近ではワクチン接種も進み、コロナに対して抑え込み政策から共存政策へと少しずつ変わりつつあり、制限緩和への動きも出始めています。
しかしながら、以前の日常を取り戻すためには、やはりワクチン接種率が鍵になり、接種者を対象とした移動制限の解除を政府が許可するか否かが今後のポイントになるのではないかと思います。その点いまだ明るい見通しが立っていないのが現状です。

参考記事(外部リンク)

ご参照として、4月末から確認された感染者数を各省市ごとに閲覧できるURLを以下に載せますので関心のある方はご覧ください。
参照URL:【新型コロナ:22日の市中感染1万1525人、ワクチン累計接種回数3567万回分超 [社会] - VIETJOベトナムニュース (viet-jo.com) 】