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シーズンレポート

ドバイレポート

No.18

ドバイの夏

外出が困難になるくらいに厳しい「夏のドバイ」の過ごし方

ドバイでは、だいたい4月から10月頃までが夏の季節です。4月は暑いながらも海水浴をするには気持ちが良い気温です。5月になると日差しが強烈になり、暑すぎて外出が困難になります。外で人を見かけることもなくなり、子供たちが外で遊ぶことも出来なくなります。そして6月から9月頃まではいわゆる真夏で、日中の気温は軽く40度を超え、体感温度は50度程にもなります。そんな厳しい「夏のドバイ」の過ごし方は、過ごしやすい海外に行くか、外出せずに室内で過ごすかの二択しかありません。子供がいる家庭の多くは、学校の夏休みに合わせてドバイを離れるのが常識となっています。一時帰国で自国に帰る外国の方がほとんどですが、中には過ごしやすい海外リゾートに長期滞在するお金持ちファミリーもいるようです。従って、学校が夏休みになる7月と8月は街から子連れファミリーの姿が激減します。

  • 車の外気温度計が50度を示す。

リーズナブルにゴージャスな体験をするには真夏の旅行がおすすめ。

 

私もできれば涼しい場所で夏を過ごしたい訳ですが、後者を選んでドバイで真夏を過ごすことは決して悪いことばかりではありません。もともとドバイは車社会なので、自分の足で外を歩きまわることはほとんどなく、建物内はもちろん、駅やバス停も冷房が効いているので、野外で遊びたいと思わなければ、街中でも生活できます。夏期は街から人が減るので、その分だけ渋滞や事故が減り、いつも混んでいる場所が空いているというメリットがあります。また、旅行者も少なくなる観光オフシーズンであるため、特別割引レートを用意しているホテルが多く、高級ホテルに割安で泊まることも出来ます。例えば世界で唯一の7つ星ホテルといわれる「ボルジュルアラブ」では、通常1泊25万円のところ、半額の12万円程度で宿泊出来るようです。「いつかドバイの高級ホテルでゴージャスな休暇を過ごしたいけど予算が・・・」と思っている方がいたら、真夏の旅行をおすすめします。リーズナブルにゴージャスな体験が出来るかもしれません。

UAEには真夏の建設作業を制限する法律も。

 

さて、つい先日、出張で日本からドバイに来られたお客様を終日アテンドする機会があり、仕事の合間の時間にドバイを見て回ることになりました。真夏のドバイを案内する際、ドバイらしい場所で暑くないところを絞り込んでいくと、行きつく先は一つしかありません。それは、世界一高い建造物「ブルジュハリファ」の展望台に昇ることです。入場券は前売り制で、124階と148階の2つの展望台からどちらかを選び、インターネットで購入できます。今回は124階の展望台入場券(130ディルハム=約3900円)を購入しました。いざ展望台に到着して一緒に景色を眺めていると、さすが建設業者の方なので、周辺の建設現場の数の多さに驚かれている様子でした。そして現場のクレーンがどこも動いておらず、工事が止まっている事にも気付かれていました。UAEでは真夏の建設作業を制限する法律が施行されており、6月15日から3か月間、昼12時半から3時までの屋外建設作業が禁止されています。展望台に昇ったのはお昼過ぎだったので、どこの工事現場も休憩中で動いていないように見えたのでした。

  • 124階(485m)からの眺め。ドバイ南側には広大な空き地(砂地)があり、街が拡大している。
  • ブルジュハリファがあるダウンタウン地区。ドバイで最も開発が活発な地区の一つ。
  • 124階の看板
  • ハリファタワー外観

全ての人が禁酒する「Dry Night」

 

そして午後の仕事を終えて、夕食のためにホテルのレストランへ移動したところ、重大な事実に気が付きました。なんとこの日はUAEに滞在する全ての人が禁酒する日、通称「Dry Night」だったのです。「Dry Night」は祭日の前夜にあたる日で、翌日からメッカ巡礼明けの大祭「犠牲祭」が始まります。イスラームは豚肉とお酒を禁じていることは有名ですが、UAEはかなり寛容な政策を取っており、普段はホテルのレストランでは豚肉もお酒も提供されます。しかし、イスラームに関わる祝祭日の前夜から当日まで、ムスリムの人たちに配慮する目的でUAE全土の飲食店がお酒の提供を控えます。今回は年に数回しかないDry Nightの日に当たってしまったのでした。その事をすっかり忘れていた私は気落ちしてテーブルに着きましたが、お客様はお酒を好んで飲まない方だったことが幸いで、水の入ったグラスで乾杯し、食事と会話を楽しみました。何時でも何処でもお酒が飲める日本とは大きく異なる慣習です。イスラームの祝祭日に詳しい人は実は飲兵衛かもしれません。